優しい気持ちになる本

本屋大賞を受賞した宮下奈都さんの「羊と鋼の森」
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帯に村上春樹のドライさと湿り気っていう評があったけど、どうだろうか。

違う、と思った。

ひたすら優しい言葉を紡いでいった素敵なお話だった。嫌な気分になったりする場面はない。
高校生のお子さんがいらっしゃるらしいから、ひたすら母親としての優しさが溢れてるような気がする。
もちろん、親子のやり取りの場面なんかはないのだけど、どこか遠くからずっと主人公を見守っているような感じ。

「ぽうぽうと」
この人独特の表現。

末っ子の幼稚園で初めて羊毛手芸というものに出会った。あのニードルでちくちく…が音の世界で重要だったなんて、初めて知った。
おおお!という驚き。

実家にあった私のピアノ。
両親はもちろん弾かないし、甥っ子たちや姪っ子も興味はなく、弟とその奥さんにあっさりといつの間にか処分されてしまっていた。
なんの断りもなく。
父から最近聞くまで知らなかった。
北海道から東京まで運ぶ訳にもいかないし、マンション暮らしじゃね。

ごめんなさい。
私のピアノ。
もっとちゃんと磨いて弾いてお別れするべきだったね。


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by jasmine-boo | 2016-04-20 10:09 | | Trackback | Comments(0)

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