三歳児からみた都会と田舎

電車を乗り継ぎ(途中、新幹線も見えて大興奮)、モノレールに乗って、羽田空港に着くとご機嫌だった。
飛行機は2度目。
席に着くと、急いでシートベルトをして、肘かけをぎゅっと握った。

怖いのだった。
緊張のあまり、静か。
景色を見ても雲を見ても喜ばない。
たぶん、高さを認識できるようになってきたのかもしれない。
どんなに高いところへ来たのだろう、雷さんの住んでいる高さではないか!と。
途中、眠ったが、離陸の時も緊張していた。
耳も痛い、と言ってたが、おとなしかった。

なんだかつまんない空の旅だった。

空港に着くと母が迎えに来ていた、赤ちゃんの時に会ったことはあるが、もちろん覚えていない。
初対面のような感じだが、電話で聞き覚えのある声でなんとなくわかったようだ。
私の運転する車に乗ったことのないちびちゃんが、おばあちゃんが運転できるので少しびっくり。
しかも、東京で見る車よりスピード出してる!(もちろんオーバーしてます)
だんだん、信号はないし、どこまでも田んぼが続く。
テンション下がっていくのがわかった。
建物がない!人がいない!

前述のブラックベリー摘みも横断歩道がないところを適当に渡るのに躊躇する。
ずーっと向こうから車がやってきて、目の前を通り過ぎて、またずーっとかなたまで走っていく。
何台も見送る。
「車なんか珍しくないのに なんで?」と母。
おそらく視界から見えなくなるまで車を見ている、ということが新鮮だったのだろう。

とんぼが多すぎるのにもびっくり。
お昼ご飯の時、見たことのない巨大バエを母が素手でばんっ!とつぶして捨てたのにもびっくり。
森の中のような庭にもわなわな。
巨大なクモの巣にもびっくり。
虫が苦手なので、きょろきょろしていた。
とんぼが無防備なのですぐにつかまえられるんだけど、怖がってだめだった。
「庭に一匹ヘビがいるんだけど、嫌だから捕まえて河原に投げて(捨てて)きて~!」と母。
残念ながら見つからなかった。

その後、父のお見舞いに行ったときは元気になった。
なぜかというと、交差点がいくつもあって、たくさん車が走ってて、病院もエレベーターや自動ドアがあって、見慣れたものだったから。
もちろん、父と会った時もすぐになついた。

しかし、帰り、また田舎道にもどると
「さみしい・・・・・さみしい・・・・」と。
確かに、人も車もなくて、街灯も少なくなってきた。
家がぽつんぽつん。
「さみしくない道走って」と。
交差点に出るとほっとするが、それでは家へ帰れない。
とうとう、街灯がほとんどない通りを走った。
自分の車のライトが反射材に当たって光ることにより、道幅が確認できる、というしくみ。
反射材の棒からはみ出すと田んぼに落ちる。
漆黒の闇。
家へ着いても虫の音しか聞こえない。
星空がきれいではないか。

さみし~、さみし~。

とうとう泣き出した。
おうちへ帰りたい、と。
母親と一緒でも、兄姉がいないのは耐えられないらしい。
ずっと泣いていた。
日帰りで北海道へ来たつもりだったらしい。
眠るまで泣いていた。

翌日は少し落ち着いたが、やっぱり帰りたがっていた。

都会の子。



ところで、留守番していた子供たちは、お互い協力してなんとかやっていた。
次男をパシリにしないこと!と言っておいたので、こき使うことはなかったみたいだ。
連日の遠征試合(次男が)の朝も、いつもは昼ごろまで寝ている娘が早起きして朝食を用意してくれたらしい。
また、遠征から帰ってもすぐにユニフォームを洗わなければ、翌日使えないので、その辺のフォローは長男がしてくれた。
学校へ行くときは、次男が一番遅く出るので、戸締りを何度も確認してでかけた、と。

これで、いつでも泊りがけで出かけられそうだ。
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by jasmine-boo | 2014-09-18 17:32 | 子供・育児 | Trackback | Comments(2)

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Commented by mayumi at 2014-09-19 17:29 x
広い広いのは 恐かったのかもね。
建物が無いと空も広くて、包んでくれるものが無いみたいな。
赤ちゃんの沐浴でも、ガーゼでくるんでお湯に浸けるじゃない?
くるんでないと、不安がって 両手を広げてじたばた。
でも、きっとこの次は 大丈夫。

お父様、大変な事だったのね。
経過が、思いの外 良好そうでなによりです。
「脳」って、ダメージを受けて 一旦は機能が損なわれても、
残ったところが代行してくれる様になったりって あるのョね。
そうは言ったって、本人の気持ちが伴ってこそだから、お父様の
字を書きたいとか 箸を持ちたいって気持ちと 努力の賜だと思う。
うちの父は、甘えん坊さんで、やって貰えればそれでいいみたい。
だから、やってくれないスタッフには 意地悪されてると思うみたいなの。
お箸は使えるのョ。食べるのが大好きだから (*^m^*)
Commented by jasmine-boo at 2014-09-20 11:33
mayumiさん、
コメントに字数制限なかったですか?
丁寧なコメントありがとうございます^^

超がつくくらい昔人間なので、「はい、あ~んして♡」なんて冗談でも無理だし、手をつないでお散歩もありえないので、すごくがんばってるみたいです。着替えもトイレも入浴もすべて自立しています。夫婦なのに今さらねェって思うんですが、自宅以外はダメみたいです^^

お父様、mayumiさんと時々、お食事なさってるのでいいなあって思います。みんなでおいしいものを食べると気分転換になりますよね。